ランニングで股関節が痛い!
股関節痛の原因はなに?どうやって改善したらいいの?
そんな疑問を解決していきます。
ランニング後の股関節の痛みは、ランナーだけでなくスポーツをする人に共有する問題です。走る動作はどんなスポーツにも共通する動きになりますので当然ですね。
今回は、股関節痛の原因と改善策について解説していきます。
Contents
ランニングによる股関節痛の原因
- 股関節に無理にかかる動作をしている
- 股関節自体に問題がある
ランニングで股関節に痛みがでるフォームの崩れ
振り出した足が外に開く
足を降り出すときの股関節が外に開くことにより、股関節の内側の筋肉が伸ばされた状態で力が入ったまま、股関節を曲げる必要があります。
必要以上に股関節の内側の筋肉に力が入るので鼠径部に対してストレスがかかってしまうのです。
接地直後に骨盤が後ろに傾く
骨盤が後ろに傾くと股関節の前の筋肉(腸腰筋や恥骨筋)が伸ばされるので、筋肉に力がはいり、大腿骨と骨盤臼蓋へ押し付けるため股関節の前方へのストレスを増大します。
結果として、鼠径部に対してストレスを与えている可能性があり痛みに引き起こします。
前から見て接地直後に骨盤が傾く
本来外側の筋肉が骨盤と股関節を安定させますが、股関節の外側筋群が弱くなると、骨盤が不安定になります。
股関節痛がある人は、股関節の内転筋で骨盤を支持するため、「股関節の鼠径部に過負荷」「股関節で筋肉の挟み込み(インピンジメント)」が起こり痛みが生じます。
接地した足首のアライメントが悪い
ランニングでは体重の数倍も足に衝撃がかかります。始めに衝撃を吸収するのが足関節です。
足関節の不安定で内くるぶしの曲がってしまうと、衝撃がうまく吸収できませんので、膝や股関節にはダイレクトに衝撃がかかってしまい痛みが起こります。
接地した足が重心から離れる
足部の接地場所が外側になればなるほど股関節にかかる負荷が強まり、鼠径部へのストレスを増大させ痛みを引き起こします。
ランニングフォームの崩れが股関節への負担を増大させます。ランニングフォームをスマホで撮影して足や体の位置の左右差などを細かく見てみることをオススメします。
股関節周りの筋力やバランスを整えることで、負担を軽減させ痛みを起こさない体を作ることが大切です。
股関節自体に問題がある
「日常生活にも問題が出るほど痛みが治まらない」「いくら休んでも痛みが消えない」「ただ歩くだけだけでもズキズキ痛い」など、ランニング以外にも痛みが出るようであれば、股関節自体に問題がある可能性があります。
変形性股関節症に代表されるように、股関節を構成する骨の問題により痛みが出ていることが考えられ、レントゲンやMRIなど整形の医師による診察が必要になります。
ランニングによる股関節痛の改善策
ランニングによる股関節痛を改善するストレッチ
ランニングは股関節を大きく前と後ろに開く必要がありますね。なので、股関節の柔軟性は欠かせません。
特に股関節の前の筋肉(腸腰筋)と後ろ(大殿筋)はランナーにとってとても重要な筋肉です。
ランニングによる股関節痛を改善する筋トレ
ランニングは体重の数倍も足に負担がかかります。
特に膝や股関節には負荷が強いので、筋力をつけ衝撃を緩和することが求められます。
まとめ
ランニングによる股関節痛の原因と改善策を紹介しました。
ランニングフォームの崩れが痛みを起こす原因になっている場合は、スマホなどでフォームを確認して崩れを見つけましょう。
股関節は負荷がかかりやすい関節なので硬くなりやすいので、ストレッチをして股関節の柔軟性を保ちましょう。
また、ランニングは体重の数倍も体に衝撃がかかります。膝・股関節周囲の筋トレをして衝撃に耐えられる体を作りましょう。
ランニングをいくら休んでも痛みが引かない、日常生活にも支障が出るほど股関節が痛いなども場合は股関節自体に問題がある可能性があるので、専門の医療機関に受診することをオススメします。
参考・引用文献