スマホの見すぎで首が痛い!
スマホを見るとどうして首が痛くなるの?
スマホ首の改善方法はどんな方法があるの?
そんな疑問を解決していきます。
世界中でスマホを使っている人は60億人います。1日に1時以上使う人は65%いて、1週間には20時間も使っています。
日本で考えてみると8000万人ですから、ほとんどの人が1日に1時間以上スマホを使っていることがわかりますね。よく「スマホ首」「ストレートネック」などと呼ばれますね。海外では「text neck」と呼ばれています。
サウジアラビアの医学生を対象としたスマホ依存症者の痛みに関するアンケート調査では、痛みがある場所は首60.8% 腰46.8% 肩40%でした。
でも、スマホを見るとどうして首が痛くなるのでしょうか?スマホ首の改善方法はどんな方法があるの?
今回は、スマホで首が痛くなる原因とスマホ首の改善方法を紹介します。
Contents
スマホを長時間使っているとどうして首が痛くなるの?
スマホ首は姿勢と首の角度が問題
スマホを使っている時の首の角度と首にかかる負担は、角度が増えるごとに負担も大きくなることがわかりますね。
スマホを使っている時の首の角度に問題があります。首の角度が多くになるにつれて、首の後ろ(頭板上筋)の筋肉や肩の上の筋肉(僧帽筋)が必要以上に活動してしまいます。
常時首の後ろの筋肉が活動していると筋肉が硬くなり血流障害を起こします。それが原因で痛みやだるさなどを引き起こします。また、首の骨にも常時ストレスがかかることになりますので、最悪は首の骨の変形も考えられます。
実際にスマホを使っている時の平均的な首の角度は、44±4°でした。(Shin and Kim 2014)首には20kgの重みがかかっている状態になります。
スマホ首の改善方法
スマホをみている時の視線を意識する
特に注意したいのが座ってスマホをみている時です。
まずは、スマホを使っている時の首の角度に注目してみましょう。首の角度が増えると首の骨や首の後ろの筋肉に過剰なストレスがかかってしまい、痛みが出る原因になります。視線と首の角度を意識してスマホ位置に注意しましょう。
スマホの位置と視線を意識しましょう。視線を真っ直ぐにすることで首の角度が真っ直ぐになります。
立ってスマホを操作
スマホ首の原因は姿勢にもよります。
座ってスマホを見る時と立ってスマホを見る時では、座ってスマホを触っている時の方が首の角度は大きくなりやすいです。
立ってスマホをみている時の方が首の角度は少なく、首への負担が少なくなります。
座ってスマホをする時が一番首に負担がかかるので、長時間の座ってのスマホ操作は控えましょう。
スマホは両手で操作
スマホを片手で操作するのと両手で操作するのでは、片手で操作する時の方が腕や肩の筋肉の活動量が多いです。
つまり、片手操作は手のひらでスマホを安定させて親指で画面を操作するので、必要以上に力を使ってしまいます。それが肩や首の痛みに繋がってしまいます。
一方、両手でスマホを使うと腕や肩の筋活動は少なくなり必要最小限に抑えられます。
スマホを使う時は両手で使うと肩や首の痛みの予防につながります。
片手操作では、肩や腕・首に必要以上に力が入ってしまいます。スマホは両手で使いましょう。
まとめ
スマホ首は、スマホをみている時の姿勢と首の角度が問題になります。
首が過度に曲がっている状態では首の骨や筋肉にストレスがかかります。
スマホ首の改善方法は、スマホをみている時の姿勢と首の角度を矯正するように姿勢を治すことが必要。
視線と首の角度を意識して、スマホの操作をしましょう。そして、座ってスマホをする時が一番首に負担がかかるので、長時間の座ってのスマホ操作は控えましょう。
スマホは片手ではなく、両手で操作すると腕や肩・首に必要以上に力が入らないです。