リハビリテーション

脳梗塞・出血後の手・足のリハビリプログラム 最低限必要な11原則

こんにちは!本ブログ「neta-bolt.com」を運営しているリハトレ@training1104です

脳梗塞・脳出血後リハビリテーションって何をやれば良いの?

具体的なメニュ―は?どんな効果的があるの?

そんな疑問を解決します。

脳梗塞・脳出血後を患った後には多くの方がリハビリテーションを行いと思います。

でも、脳梗塞・脳出血後のリハビリテーションは結構曖昧な部分が多くあるのも事実なんです。

今回は、脳梗塞・脳出血後のリハビリテーションに最低限必要な11原則について解説してきます。

脳梗塞・脳出血後のリハビリテーションの基本原則

集中練習(massed practice)

何度も何度も繰り返し練習すること。

例えば:リハビリ技士が手の練習の時、麻痺した方の手を繰り返しものを持つ練習をすること

リハビリ練習量(dosage)

リハビリを練習時間のこと。

海外では1週間に合計5時間は必要とされています。

日本の回復期リハビリ病棟では1日当たり3時間のリハビリが最大保証されていますが、発症から6ヶ月程度です。

それ以上となれば介護保険でのリハビリか医療保険を使った短時間のリハビリに限られています。

運動療法は、5日/週に1時間は行いたいところですが、日本の医療制度により回復期リハビリを終了してしまった患者さんはそこまで受けることでできません。

 

構造化された実践(structured practice)

練習の合間に休息をとるようにする。

毎日のリハビリで疲労が残り、集中力が低下することがないようにある程度の休息をとることが必要です。

 

目的を持った練習(task-specific practice)

目標といっても、「足を強くする」とかのものではなく、もっと具体的な目標になります。

「家にいつまでに帰り、100m離れた横断歩道を歩いて渡り、そこから30mの所にあるスーパーまで行けるようになる!」

この目標は、患者本人だけでなくリハビリ技士と共有することが大切です。

様々な動きの練習(variable practice)

一つの運動のみの練習ではなく、様々な動きの練習を行うこと。

例えば:歩く練習だけでなく、立ち上がり練習や立位でバランス練習などを行うこと

多様な感覚刺激(multisensory stimulation)

目で見ている感覚と実際な触っている感覚。

耳で聞こえる感覚などさまざまな感覚刺激を与える練習のこと

練習難易度の増加(increasing difficulty)

リハビリの練習内容が徐々に難しくなることです。

ずーと同じ練習を漫然と繰り返しているようなリハビリは良くありません。

練習の難しさが変化することが必要です。

外的フィードバック/結果の知識(explicit feedback/knowledge of results)

外部から得られる情報により修正すること。

結果の知識とは、歩くことができたかどうかといった行為の結果の情報

例えば:リハビリの先生からの言葉や鏡を見ての姿勢や歩行修正。

 

内的フィードバック/パフォーマンスの知識(implicit feedback/knowledge of performance)

外部からの装置や方法なしで直接的に自分でき知覚して修正すること。

パフォーマンスの知識とは、歩くことがどのようにできていたのかの行為のプロセスの情報

例えば:リハビリの先生からの情報がなくても自分で自ら姿勢を修正。

 

運動錯覚(movement representation)

運動錯覚とは、鏡やVRを使用してあたかも自分の手足が動いたかのような感覚を得ること。

実際には動いていなくても、運動錯覚を起こすことによって脳の回復を促すと言われています。

悪い方の手足を積極的に使う(promotion of the use of the affected limb)

脳卒中後は悪い方の手足は使いづらいので、良い方の手足ばかりを使おうとしてしまいます。

それが、悪い方を使わない学習に繋がってしまうので良くありません。

悪い方の手足を積極的に使用する練習は効果的です。

脳梗塞・脳出血後のリハビリテーションの基本原則のまとめ

脳梗塞・脳出血後のリハビリは悪い方の手足を積極的に使用することが基本です。そして、リハビリの先生と患者さんが同じ目標を持つことが大切です。その目標は具体的であり、実生活をイメージしたものであるとより良いでしょう。

練習方法は

  1. 一つの運動を何回も何回も練習する練習
  2. さまざまな動きを練習

2つの練習方法は患者さんの状況によって異なるでしょう。その際にリハビリの先生からの言葉かけ(聴覚刺激)による指導。鏡(視覚)や電気刺激(体性感覚)による運動刺激(フィードバック)が大切になります。その刺激はさまざまな刺激を組み合わせるとより効果的でしょう。

最近のリハビリではVRを使用した仮想現実での運動錯覚を利用した運動療法も効果的であるとされています。

 

 

今回参考にした論文

Effect of Specific Over Nonspecific VR-Based Rehabilitation on Poststroke Motor Recovery: A Systematic Meta-analysis

 

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